英語の試験を終えた生徒たちに
「無意識の自分をコントロールできるようになってください」
なんて、話をしました。
「無意識の自分」のお話です。
  試験1時間目の英語を終えた瞬間から
  「できた・?」 
  「さっきのところむずかった・」 
  「熟語、全然知らんかった・」 
  「あそこ、なんて書いた・?」
  とたんに話し始めます。
自分もやっていたかもしれないこの行為についてです。
  話した相手の答えがあっているかどうかも分からないのに
  答え合わせして、一喜一憂している。
  合っていて喜んだり、違っていて落ち込んだり・・・。
  本番のセンター試験でこれをやると、次の科目に気持ちを引きずってしまいます。
  悪かったときには、そのままの「落ち込み」を次の科目に引っ張ることになります。
  よかったら良かったで、次が悪いと落ち込みは大きくなります。
  答えの正誤が確定しないのに、気持ちは大きく上下に変動します。
  
  たとえ、答え合わせをしなくても、「出来、不出来の感覚」は自分の中にすでにあります。
  いい成果を出すには、マイナスの自分をコントロールして、
  いつでもベストの自分を出しきれる自分になりたいものです。
  
  そのためには日頃から、何かがあるたびに自分を感じてみることです。
  たとえ心の状態が「悪いとき」でも、落ち込みを悪化させない。
  そして、ベター・ベストの行動を選択する。 
  試験中のペン回しや貧乏ゆすりも無意識から出ています。
  もし、それが隣の人に迷惑をかけているようであれば、そんな自分を感じて、
  止められる自分になってほしいですね。
  一人の生徒が
  「これが出来たら強いね」と、ひと言
受験を通して、自己コントロールの修行です。

