自分でデザインする

超介です。

地球の自転によるコリオリの力は、北半球では進行方向に対して右向きの力であるので、僕たちは前を向いて進む時には微妙に右にそれながら進むらしい(これは冗談です)。そして、この地球では急速な変貌を遂げる空間があり、よくよく気をつけないと(もしそこに居れば)、僕たちはいつの間にか影響を受けて、さまよって道を見失いがちです(これはよくあることです)。

僕の場合、1955年に生まれてから今までは日本全体が激動の58年間でした。前半は高度経済成長、その影響を受け、時間が経てば豊かになるという感覚が育ち、それが世界を見る視点でした。後半の30年程はそれはちょっと違うぞ、と思い始めそして今は、そのことを意識し、ここまでを感謝しつつ、その上でより自分に合った生き方をしようとしています。

5日間で英単語を50個覚えるため、連続して毎朝その50個の単語をチェックして、出来なかった単語を覚えていきます。それをくりかえすと、5日目には完全におぼえられます。1ヶ月程続けました。300個の、その作業以前は1割も覚えていない単語を1ヶ月後には8割近くは覚えて書けるようになりました。でも、それからは嫌になりました。続けるのが辛くなったのです。それで、教えてもらっている英会話教室のオーストラリア人講師に片言の英語と身振り手振りで単語帳とノートを見せて伝えると、彼は「尊敬する、凄いね」など言ってくれましたが、「そりゃ、嫌になって当然、それは受験生の方法だよ。高校生までのね。社会人は色々やることがあるからね。モチベーションは続かない。でも凄いよ。そこまでやったのは。」(まだまだ未熟な英語力の僕に、あえて彼はその役割から英語しか話さず、そしていろいろな単語と、身振り手振りで教えてくれます。多分そんな意味でした。)

受験モードで英語をやっているよ、と。そして彼は英字新聞と問題集を見せながら、「こんなにたくさんの単語があるのに、一つ一つ覚えていたら大変だよ。文を読んで、最初は短い文でいいから英語そのままで読むようにする、問題を質問から読んで本文からその部分を探して読み取る、などの方法もあるよ、と。あなたのために、あなたがそれを自由に選べば良い、と。

早く失敗してもっと良い方法をがして行けば良いことに、気がつきました。目的意識は保ちつつ、道を探しつつ進むこと。それは自分をデザインして生きることにつながります。自分をちょっと高い位置から見て何をしているのかチェックします。そうすると「自分を支配しているもの」に気がついて意味が見えてくるのです。そうして立ち上がってまた進みます。さらに、うまくいかない状況は過去の多くの人が経験していて、それを人に聞いたり、書籍で読んだり(それで僕は本をたくさん積読)、ネットで調べたり(いろいろなITツールに挑戦中)するのです。学習塾で働いているので、学び続けることは、教える者の当然のスタイルです。そこから得られる喜びを時々お話すると、子供達も大人たちも真剣に聞いてくれ、そして僕は嬉しいのです。

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