墓石に

 皆さま、おはようございます。三重県のとある公立高校で英語科の教員をしている教育コーチのいっすぅぃ〜です。三重県の公立高校では、3月1日(土)に卒業式が開かれました。

 実は、校長先生も英語科の教員。ということもあり、卒業生に送る言葉の中にテネシー・ウィリアムズの詞を引用されていました。

 テネシー・ウィリアムズは2度もピュリツァー賞を受賞した劇作家です。そして、その中でも有名なのは『欲望という名の電車』:!!: ニュー・オーリンズが大好きな私としては、避けては通れないところです8-) あの映画に感化されたこともあり、ニュー・オーリンズでは電車に乗りました:lol:

 で、校長先生が引用した詞が
 The violets in the mountains have broken the rocks.

 violetは「すみれ」、「すみれ」の花言葉は「小さな愛」「小さな幸せ」「純潔」「誠実」・・・。校長先生も幾つかの例を挙げて説明をされました。「すみれvioletが複数形になっているのにはどんな意味があるのでしょう」という投げかけから、始まっていました。

 気になったので、その話の後に、少し調べてみたのです。詞ということもあり確かに様々な解釈があることが分かりました。
 「誠実で美しい心は邪悪な思惑より勝る」とか
 「純潔な意思をもつ人々が集まれば、歪んだ世界に克てる」とか。

 で、発見が1つ。
 その詞は、墓に掘られているという事実でした:**:

 最後に世に残す言葉が、The violets in the mountains have broken the rocks.

 小さくてもいい、自分の中の<愛><誠実さ>を大事にしよう、と思ったのでした。

2 thoughts on “墓石に”

  1. 超介です。
    英語の勉強を始めましたが、
    深いですね。
    (だから面白いのですが)
    その文が何を比喩的に表すかを
    理解していけば違う言語同志でも
    共通なイメージ、異なるイメージが
    出てくるのですね。

  2. キヨシです。
    自らの歴史を閉じる時に
    どのような言葉を残せるか。
    そのために今をしっかり生きないとね。

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