書くことについて(その2:ある日のセルフコーチング)

超介です。
ある朝起きると気分が悪く、頭が重いのです。いろいろとやるべきことが走馬灯のように駆け巡り憂鬱です。のろのろと朝の支度をし、会社に向かいます。
気分が依然とすぐれないので、途中で喫茶店によりコーヒーを注文し、それから、ノートを開いて
「気分が悪い、頭もはっきりしない。いろいろ気になる。」
と、ノートの左半分の一番上に書きます。そこから気になっていることを右半分に上から書き出していきます。たとえば、次のようになります。
(以下フィクションです。事実と右側には気持ちも書きます。この気持ちにゆがみが出   
                             ることが多いのです。)
1.業者へ発注する仕事の仕様変更が必要:嫌がられるかも
2.部門の売り上げが昨年より相当悪い:このままでは部門閉鎖か。
3.子供が昨夜は帰宅していない:悪い友達に振り回されている?
4.部下のRの就業態度が上長には悪評価のようだ:私に指導がくるかも
5.実家の両親が週末にはかえってきてほしいといっている:休みたい、疲れる
6.次月から1名アルバイトを契約解除して人件費を削減:文句を言うだろうな
7.宅建資格の更新に費用が2万円ほど必要:またお金がいる、家計が苦しいのに
8.全体に体がだるい、運動をしていない:時間と気力がない
9.8,9月は読書量が激減した:勉強のやり方を変えるべきなのか
10.仕事の整理ができていないので、能率が悪い:このままでは
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このようにして書き出していくと、胸のむかつき、頭のふらつきはだいぶ取れてきます。そして、それぞれの項目の横に矢印を引いて分析やら対策やらを書き込みます。
1.→時間の都合を聞いて訪問し、状況を説明して依頼すること。
   ポイントは ?社内事情の説明 ?私の考え だな。
2.→今年度の見通しのまとめをする。そのためには情報を集める。
   必要な情報は?同業者の動き  ?お客の変化
   これの私見をまとめて、部門内メンバーに送り他の情報と対応策を求めよう。
   それが次の会議のテーマだ。
3.→メ−ルをうっておこう。「どうしている?大丈夫か?」
4.→悪評価と感じたのは→Sの発言→Sに再度詳しく聞く、それから動くこと。
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このように書いていくと頭はどんどんすっきりして体が動きやすくなります。ノートを右と左の欄にわけて表記していくのでダブルカラム法、というようです。私の場合は、出社してから、手帳に上記の作業項目を日割りしながら記入します。どんどん迫ってくる他部署からの仕事、外部からの仕事も随時重ねて手帳に入れ込んでおきます。
 これが私の目標手帳の中味になります。こなしていきます。できたら赤線で消去。
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 コーチングでいうところのチャンクをほどく、と一緒です。
心理学の範疇ではこのように書いて、考えてゆがみをなくしていくことを、論理療法とか認知療法とかいうようです。悪感情の原因は非論理的思考、非合理的思考であるので、これを論理的思考、合理的思考に書き換えればそれらが雲散霧消する、というわけです。
そうです。「書き換える」。このためにノートに書いてみるのです。自分で書いてみて(話すと同じ)ジーと見つめる(沈黙を大切にする)、そして考えていくと「気づき」がうまれ、それをさらに「書く。さらに繰り返していくと行動すべき内容が見えてきます。
これらはノートとペンだけでよいので経済的!!安上がり。
 お悩みの方、ぜひやってみてください。 
   

4 thoughts on “書くことについて(その2:ある日のセルフコーチング)”

  1. あるくです。
    我が家でもこれに似た「おひさまノート」が活躍しています:!!:
    失敗したことや心配なことを書くだけです。(読み返さない)

  2. ガッツです。
    超介さん、これいいですね。
    モヤモヤが晴れました。:**:
    やってみます

  3. りんです。
    人には、言えない話題だけど、
    でも、聴いてほしい:cry:時にいいですね。
    おもしろいです。

  4. キヨシです。
    話す・放すの感覚なんでしょうね。
    視覚化することで明確化されるんでしょうね。

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