コントロールする

久しぶりの野球審判ネタです。

よく先輩審判員から

「試合をしっかりとコントロールしろ」

と言われます。

審判が試合を操作しちゃっていいの:??

なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、少し違います。

しかし、審判が試合を左右してしまうことはよくあります:[]

ここでいう、試合をコントロールするとは

【両チームが最後まで力の限りを尽くし、互いをリスペクトしてフェアプレーで試合を行えるような審判を行うこと】
です。

そのためには
 ・どちらのチームからも不満が出ない公平なジャッジ
 ・抗議がきても毅然と説明ができる対応
 ・時に選手を鼓舞するメリハリのあるジャッジ
が必要です。

言葉では簡単ですが、これがむずかしーい=:[

でもコーチングマインドは審判にも多いに役に立ちます。

1.審判は自分に対する信頼が重要
 「自分は正確なジャッジができる人間だ」自信を持ってジャッジするすることで、声も大きくなり、ハッキリとしたジェスチャーができます。きわどいジャッジほど声もジェスチャーも大きくやると、良かった方は「よっしゃー」、良くなかった方は「ちくしょー」でともに次へのパワーが湧いてきます。

2.自己話を脇に置く
 そうは言っても「今のはボールだっだかな…」とジャッジに自信がなくなることはあります。「今度はボールって言おうかな」「いやいや、今ストライクにしたんだから…」こんな自己話が始まると、もう収拾は付かなくなり大荒れの試合になりかねません。自己話はその都度置いてリセットします。

3.抗議にも耳を傾ける
 ジャッジに自信があっても無くても、監督が抗議に来るのは本当にいやなものです。若い頃は抗議に来ると相手の機先を制して、こちらから釘を刺すようなことをして、火に油を注ぐような状態によくなりました。どんな場面でも相手の話を最後までしっかりと聞いてから、説明をする。少なくとも相手の怒りを増幅させない状態で必要なことだけを説明する。だいぶ抗議対応もうまくなってきました。

偉そうに書きましたが、自己採点90点なんていうことはまれで、もちろん100点はありません。大体が70点くらいがいいところ。終わった後のミーティングでは先輩から厳しい愛:heart:の指摘も・・・でも最後に「いいゲームだったよ」なんて言われるとうれしくて:oops:

選手に感謝:**:
一緒に組んだ審判員に感謝:**:
指摘してくださる先輩に感謝:**:

スポーツってどんな携わり方でも楽しいですね:wink:

///キャッチャー///

4 thoughts on “コントロールする”

  1. いっすぅぃ〜です。
    審判、本当に難しいですよね。
    一つのジャッジで流れが変わる
    なんてことはよくありますしね。
    私もたまに、塁審をするのですが、
    球審できる方を尊敬します。

  2. 超介です
    なるほど
    3つのコーチングマインドからの
    お話で
    (まったく審判経験のない僕にも)
    審判のあり方、理解できました
    スポーツの審判ってスキルに加え
    マインドのトレーニング必要なんですね
    ジャッジの方へのコーチングメニュー提案できそうですね

  3. いっすぅぃ〜 さん
    何度も流れを変えています:*o*:
    審判って、正しくやって当たり前、間違いや不正確はもってのほか!
    僕もプロの審判を尊敬します!
    超介さん
    審判にコーチングは本当に役立ちます:chin:
    それにしてもこんな裏話。先輩に見られたら怒られそうです:|

  4. キヨシです。
    なるほど。
    審判がいていただかないと選手だけでは
    できないものですからね。
    納得です。

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