「わたし」考2

超介です。
 
 日本文理大(大分県) チアリーディング部 BRAVES は昨年、チアリーディングのすべての国内大会を制し、さらに世界大会でも優勝しました。連続して12年、13年と優勝を続けている大会もあるそうです。

 2月下旬、愛媛のある会に招待された彼らが、その技を披露してくれました。彼らの技が繰り出される毎に館内を埋め尽くした3000人ほどの聴衆は息をのみ、盛大な拍手をしました。

 人が2段、3段と、音楽に合わせて、組みあがって、それからさらにトップの人から自然落下するように崩れ、解体します。それが、さまざまな形で繰り返されるのです。そのなかに彼らの仲間意識が見えるのです。それはたとえば、それぞれの演技の間の動きにも表れます。

 演技の間には、息を整える時間が数秒あり、その時間にも彼らは、身体でリズムを取り合い共振しています。「さあ、いこう」「まかせろ」とでも言うかのように目を見て、うなずき合い、身体が共振しているのです。

 演技の合間に観客たちにほんの数十秒程度ずつ語りかける言葉は、「ありがとう、来てくれて。見てください、わたしたちの動きを・・・」などと、直接的で、単純です。でも何よりも真摯、誠実さがこめられていることがわかるのです。

 彼らの技は高難度ですごいのですが、でも真骨頂は技ではなく、技を演技する、その過程の姿勢から、その名前にふさわしく、人々に勇気、元気を与え、絆を感じさせる点なのです。

 一人の「わたし」がチームの全員とつながっていて、大きな「わたし」を感じることができます。その大きな「わたし」が、観客自身のなかにもある勇気と、元気を掘り起こしてくれ、絆を感じさせてくれ、観客も活性化していくのです。

3 thoughts on “「わたし」考2”

  1. キヨシです。
    もうすぐあの日から1年ですね。
    人と人とを結ぶ絆を感じますね。

  2. 超介さん
    私、日本文理大@大分に行く機会があるんです!
    いつか、必ず彼女たちの創りだす世界を観に行きます!

  3. 超介です
    キヨシさん もうすぐ1年ですね。
    絆 つながり 大きなわたし 、世界が
    考えよと、言わんばかりに BRAVES
    と引き合わせてくれた のかも。
    あすかさん もし会われたら、
    勇気をもらった人間が愛媛にも
    いること話題にしてください。

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