出会い(3)ー1週間で出会った人たちー

 人と出会うたびに発見をする、教育コーチの超介です。

 ある喫茶店でアルバイトをしている若者です。大学に行きながら国家資格取得を目指しています。大学の授業を受けた後で、専門学校の授業を受け、自習室で残って勉強、ダブルスクールで頑張っているようです。大学の友人たちが就活を始めるのに少し不安を感じながら、バイトと大学と資格試験で忙しい日を送っています。仕事に向かう姿が大変真摯で好感が持てました。

 向上心が強い某上場企業の営業マンと出会いました。始めての訪問でしたが、1時間半ほど話し込んでしまいました。どのような仕事をしているのか、あるいは自己研鑽をやっているのかを話してくれます。何が彼をつき動かしているのか、何かを彼はつかんでいるに違いない、それに興味があります。私の学びを話すと、彼も興味を示してくれ、講演会への誘いなどしてくれました。

 県警の幹部の人とお話をする機会がありました。近年、犯罪が近視眼的に起こる、つまり手短なところでお金を得ようとする、今使えるお金を強奪する、数万円でもよい、というような傾向にあるとのことです。コンビニ強盗が増えているとのこと。そのような傾向への対応として大変な努力をされていることを知りました。多忙な地検の勤務者の実態も少しうかがうことができました。治安活動を通じて社会の変化を感じ取りました。

 ある専門職の勤務者と面接をする機会がありました。機械の働きが気温、湿度、材料の特徴によって異なってくるので、どのように調整するか、自在に扱えるようになるには1年はかかると。彼は自分の仕事にプライドと自負を持ち得ています。たくさんの業務に関する記録を取り、「仕事は記録である」(これはわが社の創業者が残した言葉です)を実践しています。

 マイクロカウンセリングのセミナーを受けました。講師は1980年代にアレン・E・アイビイ(マイクロカウンセリングを始めた人)夫妻から学んだとのこと。地方からそのために上京する彼の30年前の姿とその心境を想像しました。マイクロカウンセリングとは何か、それは様々なカウンセリングの良いところをまとめ上げたもの、だそうです。カウンセリングの進度にはスケールがありますがこのスケールを読んでいると、どのように話が聞けているか、一緒にいることができているかの自己評価ができそうです。

 産業医の先生と話をする機会がありました。穏やかな方ですが、医療のプロとしての知恵を伝えていただくだけでなく、高校時代に物理学を一時志向したこと(湯川博士等に対するあこがれ)、医学を志したきっかけ(恩師との出会い)、英語脳(米国滞在中に英語のTVを数カ月見続けていると、ある日突然に理解ができるようになった)等のお話を伺うことができました。

 中学時代の恩師からハガキをいただきました。美しいマチュピチュの絵葉書に几帳面な文字で小説(文学賞に応募、入賞されました)の感想を書き送った私への御礼と、小説の真意について述べられていました。定年退職後にも、文学に挑戦されている恩師を誇らしく思います。

 上記の出会い以外にも、この1週間でさまざまな出会いがありました。そこから得られる体験情報は私を大変豊かな気持ちにしてくれました。このような出会いも、「傾聴・質問・承認」がきっかけとなっています。学んでいなかったらきっと「すれ違って」いたに違いないのです。
 
 教育コーチングとの出会い、そしてたくさんの人との出会いに感謝をします。

3 thoughts on “出会い(3)ー1週間で出会った人たちー”

  1. 教育コーチのGUTS!です。
    「うんうん・へぇ・・そうなんだぁ・」
    と笑顔で相槌をうちながら傾聴されている超介さんが
    みえてきました。
    きっと、超介さん以上に出会われた方々は超介さんに
    感謝されていますよ。
    私も超介さんと出会えたことに感謝してますから・・・

  2. 教育コーチのキヨシです。
    人との出会いでどれだけ自分の人生を
    楽しむことができて、サポートして
    もらったりできているだろう。
    本当に素晴らしいものですね。

  3. そら@内藤です。
    1週間でそんなにたくさんの人との出会いがあるんですね。
    そうした出会いをきちんと自分のものにしているところが
    さすがです。
    出会いを大切にしていることが
    伝わってきます。

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