偶然に期待する

 偶然に期待する超介です。

 年末から新年にかけて4項目ほどストレスに感じることが続いたので、もうへとへとになってしまって風邪を引きました。じたばたせず、ジーとして休みました。こういう悪いことが継続して続くときは じたばたせずに 過ごすのがよいと思うので動きません。(というか動けません。)

 少しじーとして、あわてずなすべきことのリストを作り、できることからはじめるのです。少しでも何かが出来始めると、悪いことばかり見えていたのが、明るい見方が出来始めるとおもうので。

 昨日、ある中3女子生徒と面談をしました。秋に入塾してくれた生徒です。担当講師からコミュニケーションが取りにくい(話をしてくれない)ということをきいていました。学習の様子を見ていても さもありなん で、質問をしても言葉が少い返事、講師の学習内容の提案をしても受け入れてくれないようでした。

 これはきちんと話を聞いてみようと、別室にきてもらい面談を始めました。否定せず、承認を繰り返して話を聞いているうちに、家族のこと、母親のことなどを話してくれます。20分ほどもたつと『私、自分の気持ちを人に伝えるのがうまく出来ないんです。』『言いよどんでしまったり、もういい という気持ちになるんです。』と話してくれました。その言葉を聴いて私は ほっと します。心が開いた音を聞いたからです。

 ああ、この子はここに居るのか、そうか、とストーンと分かるときがきます。相手と私との間に橋が架かったことを感じます。橋が架かっているので、それから話は双方向になります。それからの対話はエネルギーをお互いに高め合うようなやり取りになります。

 こういうことがあると心の底から、人間関係の大切さを感じます。ああ、私はこれまで分かっていなかったな、これが大切なことなんだ、と。外側に意識を向けすぎて心をすり減らし、エネルギーロスを生んでいたあり方を反省するのです。そして、自分をゆるすことが出来たのです。

 面談する、これは偶然の機会ですが、暗い思いの中に明るい流れを見出すことが出来ました。コーチングをやっていてよかったと思います。

2 thoughts on “偶然に期待する”

  1. 超介さん
    本当にそうですね
    聴いていると
    「心を開いた音がする」
    わかる気がします。
    コーチングをする前の自分ではありえなかった。
    「なんでこの子は分かってくれないんだろう」
    その瞬間から、どんどん話してくれるようになります。
    コーチングをやっていてとても嬉しい瞬間です。

  2. キヨシです。
    話すこと。
    聴くこと。
    たった、これだけなのに。
    大きな力になるんですね。

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