自律と学び

超介です。
自律とは、「自立している状態からさらに意識して何か行動したり、制限したりしていること」と、勝手に定義しています。自律している、その時の状態は脳により深く刻まれるように思います。少なくとも、習慣のように意識せずとも行動するのではなく、きちんと意識して何かを行う方が学習には効果的です。
人の学びを観察していると、それがよくわかります。記憶の伴う学び、例えば、漢字の書き取りを行なっているとき、同じ漢字をただ、何回も繰り返して書くことはあまり効果的ではありません。そうではなく、漢字を構成する部分のうち書きにくいところだけを意識して、手本を見て一回だけ書く、そして今度は手本を見ずに一通りかく、そのような自律的な学びの方が記憶にのこるのです。
英単語を覚える場合も、例えばrepairを知っているとき、似た意味を持つrecoverが新たに出てくればその2語の違いを理解する、さらにrestoreやreformが 出てきたときそれらの違いを理解するというようにします。違い、共通点を見つけたり、それが使われる文脈やら背景を理解するのです。そうしていけば、そこには混乱が生じず整理ができて、無駄なエネルギーを使わず収まりがつきます。
数学の問題を学ぶのを見ていると、それはよりはっきりとして表れます。数学ができない人はその解き方の意味がつかめていない場合が多いのです。理論を理解して解くでも、理論を理解せず、場合を分けてとくでも、どちらでもいいのです。自律的にとければできるようになります。最初は、場合に分けてといて解き方を覚える、それから次に理論を理解するのが一般的な手順です。できない人はそれができないのです。
これらのことには、集中することとそれをある一定時間持続すること、つまり我慢することが必要です。

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