教育の根深さ

修業僧です。
「上司が呼んでるよ。至急来るようにって。」
この言葉にぶら下がっていた私の感情は「怖れ」でした。
「何を言われる!?」「最近,何かしてしまったのか!?」
 
と最近の悪い点ばかりを振り返る自分。
結局は本当に急ぎの情報確認があっただけでした。
 
過去の先生や大人に呼び出され叱られてきた過去の自分が,必死に「危ない」「危険だ」と今の自分を守ろうとしていたようです。
 
過去のダメだしなどの強い否定はずっと無意識の部分に残り続けて,ついつい自分自身に心のブレーキをかけたり,分厚い鎧を身につけるようにと私に提案することがあるようです。
教育の力は根強いものです。
上司が呼んだとき,「自分の能力をどこに発揮してほしいのだろう」「何の役に立てるのかな?」「どんな学びや気づきに出会えるのだろう」と前向きに足を運ぶたぬきさんがあふれる社会になったら何が起こるのだろう。そのためには何を?
愛情・尊重・信頼に基づく教育のあり方を改めて考える出来事でした。
 
 

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