2013年 の干支

超介です。

 あけまして、おめでとうございます。ふるさと丹波に戻っています。
こちらは松山より数度気温が低いようです。

 干支について投稿しようと思っていましたが、今年はネタ本(安岡正篤「干支の活学」)を松山
に忘れてしまいネットなどで検索しつつ書きました。

  

今年の干支は癸巳(みずのとみ/キシ

 癸という字は十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)の最後の文字で、「物事の筋道を立てる」という
意味があります。十年一区切りと考えたときに、その十年を区切るために癸という文字(原義は
四方に4つの刃が出ている、周りをなぎ倒していく武器の象形)を古人はあてたようです。十年の
区切りをつけ、次の十年を迎えるために大胆に物事を切り取って筋道をつける、そのような意味
を含んでいます。

 巳は頭と胴のできかけた胎児をあらわす文字。十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)のちょうど真ん中、6番目で新たな後半の命が宿ることの象徴。つまり、何かが生まれた、新たな始まりの意味を含んでいます。

 以上の「癸」と「巳」の意味を重ね合わせて2013年の干支上の意味合いを考えます。

 ちょうど一回り前の「癸巳」は1953年でした。その前は1893年。1893年はまさに日清戦争突入の前の年、その後日本は軍国主義の膨張、太平洋戦争につながり敗戦を迎えます。その次の1953年は、敗戦の痛手を修復し、次の高度経済成長へとつながる時代を迎える、その始まりの直前、まさに揺籃の年でした。未曾有の繁栄をこの国日本は迎えたのです。

 さて、2013年「癸巳」の年はどのような意味をもつのでしょうか。過去2回の同じ干支の年は「軍国主義の台頭と膨張、そして終焉」「経済成長の始まりと高度化そしてバブル崩壊、低成長、少子超高齢化」と大きな変化を遂げる節目の年でした。「軍国主義」「経済成長」がこれまでの60年毎のkey word であるのならばつぎのそれは「国際化」でしょうか「福祉国家」でしょうか、それとも日本独自の路線の何かでしょうか?

 いずれにせよ、干支の意味するところはつぎの60年の新たな枠組みが始まった、そのような年と解釈できそうです。それは巳の動物表現であるところの、蛇の生々しい実在感のように現れてくるのかもしれません。蛇の実在感は日常性の欠如であると、教科書で読んだことがあります。(確か安部公房のエッセイであったと思うのですが) なので最初は受け入れにくい事柄として、次の枠組みが現れてくるのかも知れませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

5 thoughts on “2013年 の干支”

  1. ししです。
    明けましておめでとうございます。
    あらためて、「時代を生きている」
    そんな事を想います:**:
    地に足をつけて、進みたいです!

  2. キヨシです。
    あけましておめでとうございます。
    今年もいろんなことを教えてください。
    よろしくお願いします。

  3. ゆうみです。
    明けましておめでとうございます。
    今年も自ら学ぶ姿勢を超介さんから
    次の10年の道筋を学びます。 

  4. そら@内藤です。
    60年の節目でとらえてみると
    そんなことが見えてくるんですね。
    なるほど!!です。
    明るいキーワードで振り返ることができる
    これからの60年であって欲しいと祈ります。

  5. 「巳」の意味を初めて知りました。
    なんだか、うれしい!
    トレーナーにはヘビがいっぱい!
    ポッキー、楽鬼、カイト、あるく、こーじ、さわ、
    思無邪、是空、ユキさん、コスモスさん、温泉、足袋
    ・・・誰か忘れてへん・・・?
    行くぜ!ヘビ軍団!

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