わかるということ(3)

時間の流れについて考える教育コーチの超介です。

   【過去は化石だ。それまでの時間が、その後の時間に影響を与えるという考え自体、化石にとらわれている。】

 Gさんの読書日記(12月19日)の、小説からの引用文を読んで、いま読んでいる本に繰り返しでてくる時間は
          「未来」→「現在」→「過去」
とながれる、という意味を考え始めました。「情報空間」においては時間もその次元の一つにすぎないといいます。宇宙の果てにある星雲、星団の光は何十億年、一番遠いところからは百三十億年もかけて私たちの目に届いています。(望遠鏡を通じて光を集めて、時間をかけて集積させて目に見える像として、見ています。)そして私たちはその事がわかっています。

 情報空間の時間軸百三十億年前の目盛の位置にある姿であるとわかっているのです。地球暦2010 年の今はどうなっているかはわかりませんが、2010 年の目盛の位置の事象であることはわかっています。

 極端な例でしたが、「情報空間」を舞台に思考すれば、未来から現在そして過去へと時間が流れるように生きていくことが可能です。今から見れば過去にあったことの意味がよくわかる、といった経験はほとんどの人が持っているのではないでしょうか。

 「情報空間」において私たちの生身の人間が見える世界は限定されてはいます。でも、「情報空間」がわかるのとわからないのでは生き方が異なってきます。(と思います。)見える世界の中で、やりたいこと、望み、等々のフレームをもって日常を生きれば、未来の断片が見えてきます。未来はそこにあるのです。時間は「未来」から「現在」そして「過去」へと流れるのです。夢、目的、目標の有する役割が浮き上がってきます。

One thought on “わかるということ(3)”

  1. 教育コーチのキヨシです。
    こうやって生きている今も
    すぐに過去になっていきます。
    瞬間瞬間を生きているのでしょうね。

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