教育コーチの徒然なる読書日記31

教育コーチのGです。

第31回読書日記は「神様のカルテ」「神様のカルテ2」著者:夏川草介

です。

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神様のカルテは、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2010年度の本屋大賞」第2位の小説です。

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また、この本がベストセラーになり、2011年には映画化も決定し、さらに続編として出版されたのが、神様のカルテ2です。

この2冊の本は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で、ほとんど休む間もなく働き続ける夏目漱石を敬愛する若き内科医 栗原一止と、患者、看護師、同僚医、妻、同じ下宿に住むちょっと変わった隣人たちとの、ほのぼのとした日常を描きだしている作品です。

一気に読み切ることができるアクのなさがあるかと思えば、思わず眼から涙が溢れそうになる場面もあり、読み終わってみて、多くの方から愛される本であることが理解できました。

涙は「神様のカルテ」のほうが多く出てきそうになりましたが、思わず付せんを貼ってしまう名文は「神様のカルテ2」のほうが多かったように思います。

その中から、特に印象に残った一文を記しておきます。

【一瞬の軌跡も刹那の感動も、巨大な時の大河の中では無に等しい。天の川の中では英雄の星座ですら見えなくなるように、時の大河の中では、人間の命すら寸尺の夢にすぎない。だがその刹那にすべてを傾注するからこそ、人は人たることが可能なのである。】

ぜひとも、この2冊を手にとって読んでみてください。

3 thoughts on “教育コーチの徒然なる読書日記31”

  1. おしょうさんです。
    松本が舞台。
    母校が舞台。
    作家も同年代。
    うちの奥さんの愛読書です。

  2. おしょうさん
    なんと!!
    そうでしたか。
    神様のカルテで描かれる松本、
    人情味あふれるとっても素敵な街です。
    ああ、信州は松本に行って、
    夜空に輝く満点の星を眺めてみたい!!

  3. キヨシです。
    久しぶりのご紹介。
    ほんの小さなものだからこそ、
    意義もあるんですよね。

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