『ことば』には意図がある

楽しいやつなんだけど、口に出てくるのは「憎まれ口」の多い S
突っ込まれると、さらに「悪態をついて」切り返す。
場を盛り上げようとしているようにも見える。
仲間はそんなSを適当に受け入れて、一緒に楽しんでいるようす。
だけど、中には言われて笑顔が引きつっている人も・・・。

「俺、ここだとみんなと楽しくできるのに、今の仲間の中では全然もてんけど、なんでやろ」と吐露。
笑顔のなかに、ちょっと真剣に悩んでいるような気色が見えた。

確かに、とってもいいやつだし、陽気で楽しく、いつも元気いっぱい!
その人柄はみんなに好かれているように見える!

場をものすごく盛り上げるサービス精神の旺盛さはどこからくるんだろう?
何がそんなに憎まれ口ばかり言わせるんだろう?
そんな疑問が湧いてきた。

聴いてみると、「さびしがり」「注目を浴びたい」「いつも相手にしてもらいたい」「もてたい」・・・
自分の欲求を満たすための言葉であることに本人が気がついた。
でも、目立とうとすればするほど、寂しさのようなものがおそってくる。
「祭りのあと」  一人になると人恋しくなってくる。
また、言葉がエスカレートする。

「ちょっと変えたいな」そんな一言が聞こえてきた。

  もう少し聴いてみたかったけど、会話はそこで終了。
  次に会うときはどうなっているんだろう。

大人でも子どもでも、口から出てくる言葉の端々に、その人の意図がある。
そして、「表情」とはよく言ったもので、顔の端々には本当の気持ちが出てくる。
そんなことに興味を持って聴いてみると、その人の本質が引き出せる気がしてきた。

2 thoughts on “『ことば』には意図がある”

  1. キヨシです。
    「口から出てくる言葉の端々に、その人の意図がある。」
    同じことを言っていても、心情や思いは違うものですね。
    興味を持って聴いてみることが、本質を引き出せる
    私もそんな気がします。

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