門出・節目

卒業生を見送り、残務、机整理をこなしているいっすぅぃ・です。
今年度は3学年の担任で、本当の意味で「送り出す役回り」でした。

実は、その3学年担任ということもあり、卒業式を<特別な日>にしたいと、あることを考えました。

保護者の方々に『手紙』をお願いしたのです。

ある意味、“高校卒業”は「親と学校が深く連携して子に関わる」という期間の終わりだと思う。
12年前、小さな背中に真新しく大きなランドセルを背負って入学式を迎え、それから、どんな
時があっただろうか。そんなことを考えている。しかしこの“高校卒業”は、そんな時間の続きの
節目のような気がする。お父さん、お母さんにとっても、大きな節目だと思う。
という担任の想いを語り、お願いをしました。

ヒントは、皆さんもご存知の『親力向上セミナー』から得たんですよ。

ブラジル籍の生徒の両親は、日本語は大丈夫だろうか。
離婚されたお父さん宛に送れば、お母さんにも書いてもらえるのだろうか。
全員の生徒への『手紙』が届けばいいけれど、、、。
色々と悩みました。

卒業式当日の朝、最後の一通が手渡しで届きました。
一人ひとりに宛てた手紙が全員分、揃ったんです!! お父さん、お母さん、ありがとうという気持
ちでいっぱいでした。

そして、数人のお母さんからいただいた「私宛への手紙」には、卒業式とはまた違う涙を流しま
した。

4日の木曜日、クラスで最後、進路の決まっていなかった生徒が、就職試験の合格をいただき
ました。この2日間、「卒業だなぁ」を味わっています。

4 thoughts on “門出・節目”

  1. 卒業、おめでとうございます!
    最高のサプライズですね・。
    生徒も保護者も、一生心に残る卒業式&LHRになり、
    社会に旅立つ幸福のエネルギーになったことと思います。
    全員揃わなかったらどうしよう??という不安ではなく、
    「きっと揃う」という相手への信頼があるからこそ、チャレンジできることなんでしょうね。
    充実感、達成感を味わっている、いっすぃ・が目に浮かびます(^^)

  2. キヨシです。
    一生に一回のその時に、そのようなことを
    考えて行動できるあなたが素敵です!
    きっとみんな感慨深い1日になったと思います。

  3. 心に届く手紙ですね。
    感情を大事にされていればこそできることですね。
    いっすぃ・先生に卒業を見送られた生徒たち
    幸せです。
    笑顔や涙顔が目に浮かぶようです。

  4. ほっしー>
     「きっと揃う」という<信頼>、というより<確信>(ニヤリ)で動いていました。
    キヨシさん>
     きっと「手紙」は一生持っているだと思います。
     たとえ担任の顔や名前を忘れても。
    日の出さん>
     生徒たち、その保護者さんたちが、心底からの幸せを感じていていただけたなら、
     嬉しいです。

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