気づきから自己探求

修業僧です。
テストの諸注意について
机の中に物をいれないで取り組む
最後まで寝ないで取り組む
キョロキョロ周りを見ずに取り組む
過去の私が子どもに提示していた言い方の一部です。
 
そもそも禁止事項を書くということは,過去の私の中に子どもができないという無意識の怖れや不信があったのかもしれません。
机には筆記用具をだけをおきましょう
最後までチャレンジを続けましょう
意識と視線は常に自分の問題と解答に向け続けましょう
と言葉にするほうが本当に伝えたい思いを届けることができる可能が広がりそうです。
 
私はいま,子どもは大丈夫と信頼するあり方を大切にしています。
いわれなくても本来ちゃんとできるという信頼から子どもに問いかけをします。
試験準備完了ってどんな状態?
本当の実力を出し切れた自分は50分間何をしてきたんだろう?
 
子どもの力は無限大です。自分たちでこうなりたいと答えを見つけて
言われなくても自分の理想に近づこうとします。その時はたとえできな
かったとしても子どもはちゃんと理想に近づきたいという思いを秘めています。
そう信じて関わった方が毎日お互いが生き生きとして楽しいかなと私は思うのです。
 
教育コーチとして自立を支援することは,日々自己を探求することなようです。
今日の気づきとの出会いに感謝します。

教育の根深さ

修業僧です。
「上司が呼んでるよ。至急来るようにって。」
この言葉にぶら下がっていた私の感情は「怖れ」でした。
「何を言われる!?」「最近,何かしてしまったのか!?」
 
と最近の悪い点ばかりを振り返る自分。
結局は本当に急ぎの情報確認があっただけでした。
 
過去の先生や大人に呼び出され叱られてきた過去の自分が,必死に「危ない」「危険だ」と今の自分を守ろうとしていたようです。
 
過去のダメだしなどの強い否定はずっと無意識の部分に残り続けて,ついつい自分自身に心のブレーキをかけたり,分厚い鎧を身につけるようにと私に提案することがあるようです。
教育の力は根強いものです。
上司が呼んだとき,「自分の能力をどこに発揮してほしいのだろう」「何の役に立てるのかな?」「どんな学びや気づきに出会えるのだろう」と前向きに足を運ぶたぬきさんがあふれる社会になったら何が起こるのだろう。そのためには何を?
愛情・尊重・信頼に基づく教育のあり方を改めて考える出来事でした。