活動方針(令和4年度)
~『会員の皆様と一緒につくる』組織をめざして~
<昨年の活動の振り返り>
2021年度もコロナ禍での活動となりましたが、
計画されていた活動やイベントはオンライン形式で順調に滞りなく、
多くの参加者に賛同いただき終了することができました。
皆様のご協力に厚く感謝申し上げます。
昨年度と一昨年度に掲げた目標は、
『開かれた組織』『社会貢献する組織』『チャレンジする組織』の三つでした。
『開かれた組織』という観点で特に進歩を感じたのが、
12月に開催された【理事意見交換会】です。
出席した21名の理事(出席率84%)が4名ずつのグループに分かれ、
普段考えていることを話し合いました。
今回は2つのテーマについて議論をおこない、各グループの結論を全体で共有しました。
テーマ①「入退会状況と現会員の活動状況を鑑みて新規会員拡大のためにできること」
テーマ②「コロナ禍での理事会の開催形式(オンライン・その他方法)について」
従来は常任理事のみで決めていた内容について、
理事会メンバー全員で討議しながら決定しました。
参加者の熱い思いが伝わり、
大きな一歩を踏み出す新しい形の意見交換会となったと
総括したとの報告をいただきました。
<2022年度の目標>
理事意見交換会の成功から、
2022年度はトップが決めた方針を実行するという旧来型の組織から脱却し、
まずは『理事の皆様全員でつくる』組織を、
そして将来は『会員の皆さまと一緒につくる』組織をめざしてまいります。
<地球貢献に根差した社会貢献>
私個人の意見ですが、新型コロナのパンデミックと地球温暖化には、
何らかの因果関係があると感じております。
人間の傲り・慢心のしっぺ返しにも取れ、
地球の悲鳴すら聞こえてまいります。
経済活動を伴う人間社会だけではなく、
地球全体に貢献できる組織をめざしたいと考えております。
最近の地球の気候変動を体験するたびに、教育に携わる一人として
○本当に大切なものを見失わない教育とは何か?
○どんな地球を次の世代に残したいのか?
○地球の未来なしに子どもの未来はない
という自問自答をめぐらせています。
私事ではありますが、
30年ほど前の向後元彦さん(マングローブ植林行動計画の代表)との出逢いから、
ベトナムでのマングローブ植林を通して地球貢献というテーマに
向き合ってまいりました。
世界のマングローブ林が開発のため伐採されたり、
焼かれたりして少なくなってしまいました。
マングローブは多くの二酸化炭素を吸収し貯留することができるため、
植林することで地球温暖化の抑制や緑化に役立ちます。
そして、子どもたちの未来に大きく貢献するのです。
この取り組みをきっかけに、
日本青少年育成協会の環境教育の一環として、
理事・会員が2004年と2018年の2度にわたりベトナムを訪問し、
経済活動に偏りがちな日々の生業を見つめ直す機会となりました。
教育に携わる者という立場から、地球貢献に根差した社会貢献のあり方を、
共に追求したいと考えております。
<脱炭素社会の実現に向けて>
今盛んにSDGs(持続可能な開発目標)が取り上げられ、
COP26で“脱炭素社会”について議論されています。
民間教育機関を中心とした社団法人として、
この“脱炭素社会”実現のために果たして何ができるのか。
理事の皆様だけではなく、
会員の皆様とともに『一緒に』考え、『一緒に』活動できるよう願っております。