令和2年度版JYDA GUIDE
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3令和2年度 計画STAND PROJECT)を紹介する企業が現れたことです。日青協と志を共有できる活動が紹介されるまでに発展しております。 各委員会も、ご縁ある企業と“志”が共有できれば、是非、巻き込んでいっていただければと願う次第です。2.2.社会貢献する組織とはHSK日本実施委員会の活動は、当初、受験者数の拡大のみに力を注いでおりました。もちろん事業展開には必要不可欠なことです。ただ、社団としてはここからが重要です。何のためにこの事業を行うのか?この事業を通して何を、誰に、届けようとしているのか?というところまで、事業の在り方を深めていくことが重要なのです。HSK日本実施委員会では、日青協のミッションを元に、監督官の研修、ボランティア活動の強化等を行ってまいりました。一見、受験者数増加には直結しない活動にも思えます。しかし、その積み重ねが、10年連続の受験者数増加という結果を生みました。また、当初の目的でもあった、HSK留学推進室の活動も活発になっており、奨学金留学の問合せが前年比3倍〜4倍という結果が出ております。さらにその信頼から、中国の教育部(日本の文部科学省にあたるところ)より以下の4つのリクエストが届いております。●日本の監督官研修システムの世界標準化への協力依頼すでに、中国において2回研修実施●YCT(ユースチャイニーズテスト)検定の委託 (中国側へ実施の条件を3点要求、すべて承諾いただく)●国際中国語教師資格(ICT)認定制度の日本窓口の委託2020年から全世界で中国語を指導する講師に資格を認定する仕組みを導入このように、事業の本質を重んじ、日青協のミッションに照らし合わせて実践していくことが、ミッション達成の一助となると思っております。“架橋力”の育成に発展しつつある現状を実感できます。2020年を迎え目指すべき組織に向かって、新たなる一歩を踏み出していきましょう。●中国との国際交流として、インバウンド(中国から日本へ)・アウトバウンド(日本から中国へ)の企画依頼3.3.チャレンジできる組織とは私は常々、自社のスタッフに“脱皮しない蛇は死ぬ”という言葉で、己の成長を促してまいりました。これは組織も同じで、常に自ら成長を求める集団でなければ、持続できないと思っております。日青協は以前に比べ、事業の内容が増えてきています。また、事務局スタッフも15名と、私が会長を拝命したときの3倍以上になっております。時に応じて事業を生みだし、教育的な貢献を探し続ける組織でありたいと考えてきました。その結果、2019年度は日青協から二つの社団が誕生しました。一つは「一般社団法人日本教育メソッド研究機構」がアクティブラーニングの実践を旗印に、もう一つは「一般社団法人JPT日本語能力試験実施委員会」がJPT日本語能力試験の実施を目的として、共に日青協の志を引き継ぎ立ち上がりました。このようなある意味枠からはみ出す活動も、大きな心で支援していく母体でありたいと思っております。日青協は社団維持のための社団ではなく、あくまでミッション遂行のための社団であるべきと考えており、そのためにはチャレンジができる組織でありたいと願うばかりです。令和2年度 活動方針

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