かけはし vol.11
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しかしながら、日々子どもたちと向き合っている学校や塾の先生方(以下「教員」)がこれらを理解しているかというと、そうとは言えないのが現状です。日青協は、このような状況を背景に、「教育コーチングをベースとしたAL実践フォーラム」や年間220件に上る講演会・研修会等の場で「なぜALか」「ALとは何か」にとどまらず、メタ認知・省察の機会提供こそがAL型授業の肝になることを発信し続け、体感の機会を提供してきました。さらには、「本物のALを普及しなければ」という思いから「AL実践講座」を開講し、プログラムを進化させながら、大いに貢献してきたと自負しています。この「AL実践講座」はもちろんのこと、「教育コーチ養成講座Ectp」、人気講座「『親力』向上セミナー」や「人生航海図セミナー」等の認定講座、各方面からご依頼いただいた研修会や講演会において、2017年度もたくさんの方々と出会い、皆さんの進化をお手伝いすることができました。 「教(teaching)」から「育(coaching)」へのトランスフォーメーションは着実に進行している、実現できる―そう実感した1年でした。日本青少年育成協会教育コーチング事業は2005年にスタートしました。 教育コーチ養成講座Ectp・教育コーチ検定を核に、講演会、各種セミナー等を展開、延べ受講者は十万人を突破しています。前年に続き、「教育コーチングをベースとしたアクティブラーニング実践フォーラム2017」を京都大学芝蘭会館を会場にして開催。全国から延べ328名の教育関係者にお集まりいただきました。1日目は、7回目となる日本教育コーチング大賞。4件の素晴らしい教育実践事例発表が行われました。また、特別企画としてNHK総合テレビ「助けて!きわめびと」に出演された青沼様にご登壇いただき、取材時の感想やその後の変化についてうかがいました。そして、主席研究員小山による特別講演。「〝主体性を持たせる〟が主体性を奪う」というテーマで、教員の言葉に垣間見えるコントロール心理と、それを手放すことで実現する「引き出す教育」の驚異的なパワーについて語られました。2日目は、オープニングアクティビティとして、京都大学の溝上慎一教授の問題提起によるグループディスカッションから始まりました。手元のスマートフォンからGoogleアンケートに入力し、会場全体で共有する試みも行いました。続いて、全体ワークで前日の日本教育コーチング大賞の振り返りと、アクティブラーニング型授業の実践事例を映像でご紹介しました。午後からは、3つの体験型セミナーと、ALとカリキュラムマネジメントの連動による組織運営のためのパネルディスカッションという、4つのグループに分かれて学びを深めました。そして再び全●全国教育コーチングフェスティバル●教育コーチ養成講座Ectp●教育コーチ検定・認定制度  ●全国コミュニケーション研究大会    ●E-Coach college      ●アクティブラーニング実践講座指導者育成・支援指導者育成・支援●真のリーダー育成セミナー 「人生航海図」●職業人間力養成講座●次世代リーダー育成セミナー●Being研修キャリア支援リーダー養成キャリア支援リーダー養成●アクティブラーニング研修●教育コーチング認定校制度●教育コーチング講演会●教育コーチングベーシック研修●コミュニケーションの達人研修●コミュニケーション研修     ●パパ・ママコーチング講演会   ●『親力』向上セミナー  ●お母さんのための自分磨きセミナー●専門誌『Papa・Mama-Coach』保護者支援保護者支援16特別ゲスト 青沼様          人が育つコミュニケーション「教育コーチング」教育機関支援教育機関支援

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