こんな俺でも

足袋師@小山です。

今日、うれしいできごとがあった。

昼ごろ届いた、ある教室の社員からのメール。

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 本日、入塾面談でお会いしたお母様が、
 小山先生にとてもお世話になったので、
 お伝えくださいとのことでした。

 旧姓 ◇◇ △△ 様

 小山先生の□□高校時代の教え子だそうです。
 小山先生に出会って高校で勉強を頑張ろうと思えたそうです。

 「みんなのことをいつも考えてくださる先生でした。
 就活のときも親身になってくださり、ガイドの仕事にも無事に
 就くことができて、本当に感謝してます」
 とおっしゃっていました。

 お話を聞いていてとても嬉しい気持ちになり、メールしました。
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20年の時間を飛び越えて、彼女の顔が蘇った。
おだやかな笑顔と、凛としたまなざし。

めっっっっちゃ優しくて、謙虚で、素直で、
おちゃめなところもあって、素敵な子だった。
どんなに騒がしい教室の中でも、まっすぐに黒板を向いて
一生懸命勉強していた。
無口だけど、芯のある子だった。

「先生・・・笑わんといて。絶対やで、笑ったらあかんで。
私・・・バスガイドになりたいねん」
そんな打ち明け方をしてくれたんだった。
あの瞬間、僕は彼女になんて言ったんだろう・・・?

彼女が、お母さんになってたか・・・!
うん、絶対に素敵なママのはずだ。間違いない:lol:

『Papa・Mama-Coach16号』にも書いた通り、体罰教師だった私。
問題行動のある生徒ばっかり追いかけまわし、
怒鳴り、脅し、叩きのめし、突き放し・・・。
彼らには、刺されてもおかしくないと思っている。

そして、彼女のような生徒を放ったらかしにしていた。

そんな彼女に承認してもらう権利がある?・・・無いわ。
無いけど、受け取る!ありがとう!涙が出る。

わけも分からず、「教育」の御旗を振りかざして突っ走った6年間は、
思い返すたびに「悔恨」の念ばかりが浮かぶ。

これからの自分のためにも、これから出会う人たちのためにも、
あの時代の自分とちゃんと向き合って決着をつける必要がある。

そのきっかけをくれたと思っている。
△△よ、ありがとう!

パパ・ママコーチ16号!

足袋師@小山です。

『Papa・Mama-Coach VOL16』、本日一部が刷り上がって参りました:hahaha:
そら@内藤さん撮影の福寿草が表紙を飾ります。

陰の編集長なみぞう@増田さん、どもどもおつかれさん!

原稿をお寄せいただいた皆さん、ありがとうございました!

今号も、40,000部以上刷りまして、完売の予定です。:**:

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●さっそく今日から・・・マンガで学ぶパパ・ママコーチング
   〜岐阜発〜
●特集 全国教育コーチングフェスティバル2012
   〜しし@福本執筆〜
●緊急特集 いじめと体罰 第1回
   〜小山執筆〜
●劇的!成長ビフォーアフター
   〜愛知発〜
●教育コーチ列伝
   〜ナカジュクのツルカメコンビ〜
●たびさんの教育フロントランナーに聞く
   〜花まる学習会 高濱正伸先生 「夫は犬だと思えばいい」〜

今回も盛りだくさん。お楽しみに!

法人購入以外でご希望の方は、日青協本部、事業部、
もしくはお近くの教育コーチング認定校まで。

スキー大好きー!

足袋師@小山です。

先日、初滑りに出かけました。

息子にとっては3シーズン目。
もう楽しくて楽しくて:hahaha::hahaha::hahaha:

毎年このブログでも紹介してきましたが、
僕は彼に「教育コーチング」で関わり続け、
まったく教えません。

ブッ飛ばしても転ばない、
曲がりたいように曲がれる、
急斜面でも止まりたければ止まれる、
この域に勝手に達し、もう恐いものなし。

今回は、ジャンプ、ポール、不整地バーンにはまったようで、
夢中で滑りまくっていました。

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ちょっとだけ、フォームが気になり始めたようで、
「とうたん、どうやったら足が揃うん?」

一瞬、教えてみようかと思ったけど、
「どうしたらええんかなぁ、よく見て研究してみ。こんな感じ」
って滑って見せてやったら、あとは勝手に転びながら練習してました:wink:

足利尊氏と

あけましておめでとうございます。

年男の足袋師@小山です。

例年以上に張り切って仕事のスタートを切ろうと思った矢先に熱を出し、
ベッドの上でニョロニョロのたくっていました。
今日が実質仕事始めというスロースタートです。

そんな私ですが、
「えぇっ!とうたん、足利尊氏といっしょに載ってるやん、そんな有名人なん8-|?」
と息子には尊敬されています。

京都府綾部市のホームページがリニューアルされ、
まちの出身者やゆかりの人物を紹介するページがあるんですが、
そこに掲載されてるんです。
⇒コチラ

「そや! とうたんは足利尊氏とか大リーグの上原浩治ぐらいの有名人やねん:mrgreen:
「・・・でも、綾部でマック行っても、買い物してても、だ〜〜〜〜れもとうたんに注目してへんで8-)
「みんな遠慮してへんはんねん:-o
「おばあちゃん知ってる人のほうがぜ〜ったい多いわ:hahaha:

西遊記

足袋師@小山です。

「来てや!ぜったいやで。ビデオ持ってきてや!」

顔見るたびに言われてた小学校の学習発表会。
今日、本番でした。

4年生の演劇は「西遊記」。
息子の役は「沙悟浄1」。

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役が決まって早々に頭のお皿とくちばしを作り、
セリフを練習している姿はほんとに楽しそうでした。

ほんと、うちの息子って、楽しむことの天才。
何でも一生懸命楽しんじゃう:hahaha:

2年前、2年生の時に見た彼らは可愛いばかりでしたが、
今日の彼らはさすがに4年生!りっぱになった!
堂々たる孫悟空、ひょうきんな金閣・銀閣、ド迫力の牛魔王、
三蔵法師や悪役の女の子たちはけっこう妖艶。

我が息子沙悟浄1も、はきはきセリフをこなし、
なかなかのかっこよさでした。

20121120-PB200237b2.jpg

「来てや!ぜったいやで!」・・・いつまでもこんなふうに
言ってくれるかな・・・:wink:

ティエラコム様講演会

久々登場、足袋師@小山です。

秋は講演会やセミナーで東へ西へ・・・ありがたいことです。

昨日は、能力開発センター加古川本校様におじゃましました。
株式会社ティエラコム様の各校舎は、
全国各地で「教育コーチング認定校」を取得いただいていますが、
このたび、ここ能力開発センター加古川本校・能開個別ホロン加古川教室様が
「教育コーチング認定校」を取得されました。

その記念講演会。

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用意された教室は超満員。
スクリーンの文字が小さい部分は、
後方の席の方はよく見えなかったと思います。すみません:cry:

オープニングの「となりの方と、お子さんの現状について語り合ってみましょう」
から、保護者の皆様の愛情炸裂。チャイムを鳴らせど、「時間で〜す!」と叫べど、
会話が終わらない・・・。

20121119-DSC05030b.jpg

大声で笑って:hahaha:、熱心にメモを取って:roll:、しゃべって:-P、涙を流して:ahhh:・・・、
すてきな笑顔で会場を後にされました。

パパ・ママコーチング講演会での私の役割・・・
それは、保護者の皆様に何かを教えたり与えたりすることではなく、
「心のお掃除」をお手伝いすることなんだな、と最近思います。

職員様総出で運営にあたっていただいたホスピタリティあふれるスタッフの皆様、
ありがとうございました!!!
最高品質の「教」と「育」とを探究し、実践されている、素晴らしい教室でした!

人生航海図#19 in長崎

足袋師@小山です。

9月22日から24日まで、
長崎にて「人生航海図セミナー」やってきました。

ひでちん、カッキー、ガッキー、ミッスン、バタコ、
是空、IK-SEN、みなっちゃん、たつ、のん、たか、
さくら、フライパン、全力少女、べっちいの15人。

体験したのは、
泣いて、笑って、躓いて、転んで、立ち上がって、
突き抜けて、笑って、繋がって・・・そんな時間。

それは、何十年人生そのもの。

もう、このセミナーも数えて19回。
人生のミッションから関わってくれるトレーナー諸氏と
たくさんの参加者のおかげで、進化に進化を重ねてきました。

今回改めて感じたのは、
人間は、過去(解釈)に縛られて生きているということ。
そして、感情に振り回されて生きているということ。
そして、そんな自分に気付いていないし、
気付いていても認めようとしないということ。

そんな自分を見て、そして認めて、
人生に「違い」を作り始めた(本当に輝く素敵な自分を取り戻した)15人。
とっても眩しかった。

人間って、やっぱりええわ。最高や。

今日は、今日で、完了。
やっかいなことがいっぱいあったとしても、
今日は、今日で、完了。

日はまた昇る。
その日の下で、明日の人生を創るのは自分。

15人の船長たちよ! いざ、海へ!
そして俺も、なみ、はっぱ、すみ、さわ、おか、コーチャンも
人生の航海を続けるぞ!

15人の出航を見送った、長崎の夕日です。
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200人

たびし@小山です。

衝撃的な数字です。
まだ10年そこそこしか生きていない
子どもたちが、自らの未来に完全なるNOを出す。
言い方を変えれば、大人たちにNOを出してるということ。
あなたたちには期待しない。あなたたちの作る社会には、
期待しない。あなたたちのようになりたいとは
思わない、って。

子どもは育とうとする生き物。育つことが本来大好き。

死ぬことが好きな子どもはいない。
死ぬことが怖くない子はいない。
なのに、200人もの子どもが。。。

大人たちが、作り出した結果。
真摯に向き合いたい。

そして、生きていきたくなる社会を創ろう。
あんな大人になりたいと、子どもたちに思って
もらえる大人であろう。
もう1つ。
子どもたちのリジリエンスを本気で育もう。

自ら逝った子どもたちに、誓います。
君たちの死を無駄にしないぞ!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120912-00000089-san-soci

すべての大人たちよ!

たびし@小山です。

会社に所属する人間でもある私は、
来春大卒予定者の入社面接を担当しています。
第3次選考、役員面接です。

:cry:Aさん:某私立大学卒業見込み

 返ってくる答えが甚だしく揺れる。
 「子どもの支援がしたいです」
 「実は、子どもよりも大人の支援がしたいです」
 「本当は、教育機関のコンサルがしたいです」
 「正直言って、食品会社を希望していました」

 言っていることと行動にも矛盾がある。
 教採を受けたわけでもないし、塾も学校も受けていない。
 経済や経営の勉強もしておらず、売上と利益の関係性も分かっていない。

 ・・・「本当にしたいことは何なの?」と尋ねると、
 「・・・博物館の学芸員です」と言う。

 「学芸員って、採用枠が極めて少ないんですよね」と尋ねると
 泣き出した。

 
:oops:Bさん:某私立大学卒 同大学院卒業見込み

 「とにかく教育がしたい」と語る。
 志望動機のあたりからあやふやなことを言い始める。
 よく聞くと、本音は「京都府立▲▲高校の先生になりたい」。

 理由は「母校だから」。

 でも京都府は「公民」免許だけでの採用枠は無い。「地歴」が必要。
 だからあきらめて仕方なく●県の教員採用試験を受け、そして落ちた。
 だから民間教育でもいいから教えたい。
 でもやっぱり採用試験も受けたい。
 でも「地歴」免許が無いと京都府立▲▲高校の先生にはなれない。
 だから●県でもいいが、一度落ちたし。。。
 だから、民間でもいいけど、でもやっぱり・・・。

 「で、どうしたい?」と聞くと、この学生も泣き出した。

 
:??Cくん:某国立大学卒業見込み

 「授業の教壇に立ちたい」と言う。

 「教壇に立つことで、どんな成果が生まれるんですか?」と尋ねると、
 「指導技術が高まります」と言う。

 「指導技術が高まることでどんな成果が?」と尋ねると、
 「ますます指導技術が高まります」と言う。

 「指導技術を高めるのは何のため?」と尋ねると、
 「どんなクラスでも指導できるようになるため」と答える。
 
 「それは何のため?」と尋ねると、
 「数学を極めたいからです」と答える。

 「数学を極めるのは何のため?」と尋ねると、
 「・・・何でしょう・・・?分かりません」

 どこまで行っても「生徒」「保護者」、ましてや「会社」「社会」といった
 言葉は出てこない。

もちろん、「あぁ、この人と一緒に働きたい!」「この人に生徒を任せたい!」
と感じる学生もいる。もちろん合格・採用!

でも、Aさん・Bさん・Cくんのような学生も少なくない。

「しっかり勉強しなさい」「大学に行きなさい」
・・・親の言う通り、先生の言う通り、ちゃんとやってきた。
小・中・高・大−16年間、「いい子」だったのだろう。

ところが・・・大切なものが足りない。

生徒・学生としては100点。でも、社会人としては・・・・・
消費者としては100点。でも、生産者・供給者としては・・・・・

足りないことに気づいていない。

教科テストはばっちり!学歴はある。夢もある。
・・・親の言った通りにここまで来たのに、先生の言う通りに来たのに、
夢が手に入らない。
手に入らない理由が分からない。
理由が分からないから、どうしていいか分からない。
「不合格」「不採用」・・・突き付けられる現実に、フリーズするしかない。

:!!!:世のすべての大人たちよ!

「最近の若いもんは・・・」と嘆くのは簡単。

「この子たちをこのように育ててきたのは私たちです」
そのことを認めよう。

そして、なんとかしよう!
この子たちをなんとかし、この子たちに続く世代の教育をなんとかしよう!

私は、ほんものの「自立」を実現する「教育コーチング」を広める!

「教育コーチング」だけがすべてじゃない。他のメソッドでもOK!
とにかくすべての大人が、子どもたちの「自立」を意図した関わりを
する必要が、ある!

やりましょう!

あい

たびし@小山です。

自分には愛がある。
でも、愛を起動するスイッチが入らないことがある。
入らないんじゃなくて、実は、入れようとしていないだけ。

入れっぱなしにしたい。
スイッチ不要の、愛の人になりたい。

母親のように。

そんなこと思ってたら、
この歌が突然沸いてきて涙が出た。

30年も前の歌。血の絆