ジョハリの窓とリジリエンスと私

埼玉の教育コーチ Gao!です。
私は週5日、自分のピアノ教室でピアノを教えています。
それ以外に週1日、午前中つばさスクール・つばさ高等学院で、午後はナカジュク越谷教室で働いています。
どちらも教育コーチング認定校です。
今日は、つばさの行事と、そこで気づいたことを書きます。
5月につばさでは、スポーツ大会がありました。
あいにく朝は雨が残る天候でしたが、何とかほぼ予定どおり開催することができました。
最初の方で、グリコをやったのですが、本気を出しすぎた私は(昔の遊びって燃える:twisted:)、見事にすっころんでしまい、
その後はみんなの様子を見学していました。
そんな私ですが、公園のある遊具を見て、居ても立ってもいられなくなりました。
「登りたい!」そんな心の声が高まり、
「怪我、悪化しちゃうんじゃないの〜。やめた方がいいよ」というウィスパーの声を上まりました。
「よし登ろう!」
一歩一歩登っていきました。
周りのほとんどの生徒や先生はその高さに怖さを感じていて、だんだん高く登っていく私に驚いていました。
正直、怖さはほとんど感じませんでした。
おしりの痛みに耐えながら、最後まで登り切ることができました:-P
後日、このことを振り返って「ジョハリの窓」の中の「自分が知らない」×「他の人が知らない」窓って、これなんだ:!!:
と気づきました。
自分が高いところが平気という強みを、これまで意識していませんでした。
高層ビルに行くと、なんかテンション上がるな〜、とか
家の中で、脚立に乗って作業するのは自分の役割だったり、
吊り橋で怖がる娘を見て、ビビリだな〜とか思ってはいたのですが、
周りがビビリなのではなく、周りが普通で、自分がとくに高い所が得意らしいということに
初めて気づきました。
これまで、ジョハリのこの窓って、自分も他人も知らなくて、どうやってわかるんだろう〜と思っていたのですが、
実は潜在的に持っており、その窓が開く時があるんだなって興味深く感じました。
もし自分ひとりで登っていたら、この強みには気づかなかったかもしれません。
人と一緒にやることで、まだ自分も他人も知らない自分の強みに気づくチャンスがこれからもあるかもしれない
って思うと、ちょっとワクワクしませんか:**::**:
登れた達成感とだんだん増してくるおしりの痛み・・両方をたっぷり味わいました。
ちょっと嬉しかったのは、私が降りている時に、昨年はこの遊具に登らなかったYちゃんと新しく入ったTくんが
私の近くまで登ってきてくれたことです。
太って怪我してるおばさん先生がなりふり構わず登ってる姿に、自分も行けるんじゃないか・・と思っていてくれたかどうかは
わかりませんが、二人は半分くらい登り、自力で降りることも何とかできました。
逆境の時に踏ん張る体験は、リジリエンスを高めることにつながります。
1年半前には、こんなこともありました。
足を骨折した次の日にピアノ演奏の舞台に立ち(車イスのお世話になりながら)、その次の日には、階段を這い上がって
塾のクリスマス会に参加しました。
やりたいことができないかもしれない状況に追い込まれると、それができることがどんなに幸せなことか、どんなに恵まれていることか、気づかされます。
そして「何とかしてやりたい!」「やるための方法は何だろう?」となっていきました。
リジリエンスを高めると同時に、自分への信頼も高まっていきます。
リジリエンス〜これは子どもの成長を見守る時にも、重要です。
人生には、あぶない橋や過酷な砂漠が必ずあります。
そこでめげそうな時、倒れて立ち上がれなくなっている時、みなさんはどんな言動をされますか?
親として「子どもにそれを乗り越える力がある」ことを信じ、「大丈夫!」「あなたならできる!」声をかけることが、立ち上がる力につながっていくと思います。
子どもが辛そうな時、親として悲しかったり、自分のことのように辛かったりします。
でも、それって、本人が感じている感情とは別物。自分が過去の体験から作り出しているもの。
自分の感情なら自分で処理できる・・最近の私はそんな風に思い、信頼の器をもっと広くしていこうと思っています。
先日参加したパパ・ママコーチングの講演会で、幼稚園児が多くの友達や先生に見守られ、励まされながら、何度も跳び箱に挑戦し、
ついに10段をクリアする映像を見ました。
最初は、とても飛べそうに見えないんです。
見ながら「無理なんじゃないの?」という判断も湧いてきます。
でも、最後には円陣を組んで「できる!できる!」って友達に励まされ、自分に対し大きく頷いた後、跳び箱に向かい、見事クリアしました。
「その子が絶対飛べる!」という周りの信頼、そして「僕はできる!」という自分への信頼がこの結果を産んだんだなと思いました。
親や先生が子どもの自信を高めることはできません。
でも、子どもへの信頼はいくらでも高めることができます。
子どもへの信頼を高めることで、結果的に子どもが自分で自信を高めるということが起こってきます。
信頼 大事だな〜:chin:
↓こちらはスポーツ大会について書いたつばさのブログです。よかったら読んでください。

スポーツ大会

4 thoughts on “ジョハリの窓とリジリエンスと私”

  1. キヨシです。
    ジョハリの「未知の窓」ですね。
    いくつになってもいろんな発見が
    あるのですね。
    不思議ですし神秘的でもありますね。

  2. gao!さん
    ブログ拝読しました。
    読んでみて、Gao!さんにリクエストします。
    大変わかりやすく面白い内容でした。そこで、夏休み向け ‘お子さん向けの教育コーチングセミナー’を開かれたらどうかしら?‼ (自分がやらずに⁈)
    夏休み限定2時間 『自分はどんな生き物?』…『夏休み限定!自分の中の宝探しLET’S gao! 』間違えた!『〜LET’S Go!』 その気になったら helpで参上します。by ネネ

  3. ネネさん
    素敵なアイデアですね:heart:
    つばさの子どもたちと「ジョハリの窓」やったことがあります。
    自分はこういう人と見られていると思っていたら、蓋を開けてみたら違っていたり、自分では気づいていない強みを知ったり、ということが起こっていました。
    自分や相手をこういう子(人)と決めつけがちですが、実はもっともっといろんな特性を持っていること、自分でも気づいていきたいし、相手に伝えていきたいですね。

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