内省するとき(読書から)

超介です。

本が早く読めるというのは、その本のおおよその内容が予測できていたり、理解しやすいとき、つまりすでに知っている感の内容のときです。その内容が脳の中のアクセスしやすい、意識の浅いところにあってすぐ届く感じ、だから早く読めます。速読できるのはすでに知っているからのようです。そして、読書体験を積み重ねていくと知識が緻密化、深化し、理解できる対象が拡大します。するとさらに読みのスピードが上がったり、読める範疇が広がります。まさしく勉強が進む感じです。速読は復習かもしれませんね。

しかし速読できないけれど、興味を惹かれる感じの本があります。それは、最初ペラペラとめくった時、意識の奥の方から呼びかけられている様な感じです。じっくり考えながら読んでいくと納得でき、理解できる本であることが多いようです。このときは、自分の中にあるものを呼び出してきてそれと、本に書いてあるものをが結びつくかどうか試している感じです。この時に内省することが多いのです。わかるということは自分が知っていることと新たな内容を結びつけることなのです。

読書をするとき(もちろん本の種類にもよりますが)、それは自分との対話を、つまり内省する機会だと思います。主宰する塾にも色々な本を並べました。読書体験を積み重ねて深い思考習慣を身につけてほしいと思います。

One thought on “内省するとき(読書から)”

  1. キヨシです。
    本が語りかけるとはこのことでしょうね。
    いろいろな対話がうまれそうですね。

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