教育コーチの読書日記(書評)38【苦役列車】

教育コーチのGです。

お約束通り、

第38回の読書日記は 【苦役列車】著者:西村賢太 新潮社

です。

この本も、「きことわ」と同様、平成22年度下半期(第144回)芥川賞の受賞作品です。

なんといっても、受賞記者会見での西村さんの受け答えが大きな印象として残っています。

「変なおっさん、だけどどことなく魅力的」だなと感じました。

おっさんといいながら、私より一つ年上なだけ、ってことは私もおっさんか。

ま、それはいいとして、

この西村さん、
「運送業者の家庭に生まれる。1978年秋、父が強盗強姦事件を起こして逮捕され、刑務所に収監される。このため両親が離婚し、3歳上の姉と共に母子家庭で育つ。中学卒業後は進学せず、実家を飛び出して港湾荷役や酒屋の小僧などの肉体労働で生計を立てていたが」
詳しくはwikipedia【クリック】

驚きの人生です。

そして、私小説として、苦役列車の主人公である貫多は、まさに西村さんその人の人生を描写しているんです。

新潮社のホームページで最初から数ページを読めるようになっています。
こちらを【クリック】

冒頭部分
【曩時北町貫多の一日は、目が覚めるとまず廊下の突き当たりにある、年百年中糞臭い共同後架へと立ってゆくことから始まるのだった。】

いきなり難しい漢字と、意味が定かにはわからない単語の連打。

この次の文章も、ものすごいインパクト。

とにもかくにも読んでみてください。

何かが伝わってきます。

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One thought on “教育コーチの読書日記(書評)38【苦役列車】”

  1. 教育コーチのキヨシです。
    何とも言えない、存在感のある方ですね。
    Gさんより1こ上でおっさん?
    同い年やん(笑)

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