かけはし vol.12
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ホストファミリーになる希望を出す昨年、トレンドとしてのインバウンド(海外高校生の日本への受入れ)プログラムの報告をしましたが、幸いこのプログラムにについてお問い合わせを多くいただきましたので、今回スケジュールについても説明いたします。このインバウンドプログラムを、「日本の家庭」「海外高校留学生」「地元通学高校」「JYDA国際交流委員会」の4者ごとに時間系列的に表すと図のようになります。ホストファミリーと留学生と高校と交流団体の4者が連携して初めてこのプログラムは成立します。ここでは、ホストファミリーが先行して決定して、その後地元地域の高校を探す、というケースのお話をしますが、その逆に、高校が受入れを希望し、その後、その高校の在校生、卒業生の家庭、あるいは、地域自治体の国際交流センター等への登録家庭等から、ホストファミリーを探すこともあります。まず「ホストファミリー」はJYDAに連絡をして留学生受入れの意志表明をします。この図は1学年間(10カ月)9月スタートを例にしていますが、基本、留学受入れ期間は、2カ月、3カ月、4カ月(1学期間)、10カ月があります。当然、短期研修であれば準備期間は短く、長期留学であれば準備期間は長くなります。スタート時期は、短期は、南半球(オーストラリア、ニュージーランドの夏休みー11月、12月)が比較的多く、長期であれば、北半球(アメリカ、カナダ)の新学期の9月スタート、最近は日本の新学期に合わせて4月スタートも散見さ高校生のインバウンドプログラムREPORT22来年の2020年4月より、小学校5・6年生から「外国語」(英語)の授業が週2コマで開始されます。4技能といい、外国語コミュニケーション能力といい、外国語教育・習得のための様々な方法が様々な場所で話題に上っています。しかし、「留学・国際交流」は「外国語習得」の最も有効な方法の1つではありますが、その第1義ではありません。結論から言えば「留学・国際交流」では「国際力」「人間力」、「外国語力」を学びます。今年は明治維新より150年余り、その中間の75年前、大東亜戦争は末期で敗戦を迎えようとしていました。半島問題、民族紛争、エネルギー問題、環境問題、高齢化社会問題等、私たちの将来はますます大変な時代になっていくかもしれません。であるからこそ、私たちの未来である子どもたちが「国際力」「人間力」、「外国語力」を身に付け、これからこのグローバル社会の波に呑み込まれないように、それらを乗り越えて、日本と世界に貢献できる「おとな」になるように、今私たちが出来ることを是非皆さんと一緒に頑張りたいと思っています。皆さんのご理解とご協力を仰ぐ次第です。     「留学・国際交流」で何を学ぶのか04国際交流委員会国際交流委員会

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