かけはし vol.11
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2016年12月に出された中教審の「次期学習指導要領に関する答申」に基づき、2017年3月に幼・小・中学校、2018年3月に高校の新学習指導要領が公示されました。永年にわたって蓄積してきた、学校(学生)正し、トランジション(移行)をスムーズに行うこと、新しい時代を生きるための資質・能力を育むことが強く意識されています。そして何より、これまで教育改革を阻んできた大学入試にもメスが入るわけですから、明治維新、終戦に続くドラスティックな教育改革が実現することになります。キーワードは8つ「判断力」「思考力」「表現力」「主体性」「多社会(社会人)間の不整合を是「知識」「技能」  ― ―   様性」「協働性」。OECDーDesecoの「キー・コンピテンシー」とも合致するこれらの資質・能力をいかに育んでいくか。これが学校はもとより、塾、家庭、社会全体のチャレンジです。まず、「何を学ぶか」という学習内容の改善が行われます。小学校の「英語」の教科化、高校に「公共」「歴史総合」「理数探究」等を新設するなど、教科・科目編成の概念そのものが「コンテンツベース(指導目標・内容重視による体系)」から「コンピテンシーベース(資質・能力重視による体系)」へと移行していきます。さらに注目すべきは「どのように学ぶか」という学習スタイルの改善です。授業者主体の講義型授業から、学習者の主体的・対話的で深い学び、すなわちアクティブラーニング(以下「AL」)への大転換です。まさに教育コーチング事業が目指してきた「教(teaching)」から「育(coaching)」へのトランスフォーメーションが始まったわけです。高大接続(大学入試)改革が2020年、学習指導要領の改訂が小学校は20年度、新しい時代を生きるための資質・能力人生100年時代を見据えて14副委員長特別委員委員数連絡先委員長我が国の教育の「教(teaching)」から「育(coaching)」へのトランスフォーメーション(transformation=質的転換)が本格化しています。指導者育成委員会はその根幹メソッドとなるアクティブラーニングと教育コーチングの普及を通して、学校教育、民間教育、家庭教育、社会教育を支援し、我が国の未来の強固な基盤を創り続けています。report小山 英樹大澤 一通・増田 乃美木村 吉宏・森 智勝上記以外に73名日本青少年育成協会コーチング事業部  TEL:075-256-8828 FAX:075-256-8829「教(teaching)」から「育(coaching)」へのトランスフォーメーションをリードする02指導者育成委員会

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