本との出会い

 出会いに意味を見出している超介です。
 ここ数年間、たくさんの「出会い」がありました。それぞれに意味があり、複数の出会いを見つめるとさらに「流れ」を感じます。中には、私が探し求めていた、その答えがあると思えるものもあるのです。意味の無いことは起こらない、というまさにそのまま・・・・。物語があります。

 本との出会いも流れを感じ、答えを見つけることがあります。最近出会った本の一部を紹介したいと思います。 

   河合準雄  「ユング心理学入門」(培風館)
 古本屋で見かけたので思わず購入してしまいました。私にとっては、少し難しい内容でしたが ユングの心理学 の実践例がふんだんにある解説書、読み応えがありました。筆者自身が体験してきたことを中心にユングの心理学が解説がしてあるのです。外向と内向、感覚と思考等のタイプ、無意識と意識、自我と自己、元型そして夢についてその意味するところがある程度理解できました。

   諸富祥彦  「初めてのカウンセリング入門 上下」(誠信書房) 
 ジュンク堂(松山では最も豊富な種類の本がある、書店です。)で見つけました。同じ著者の新書を何冊か読んでいて、わかりやすかったので購入して読みました。さまざまな心理学の流派についての解説とカウンセリングの入門の解説書で、総論的でした。1通りしか読んでいませんが、もう何回か読んでみようと思得る本です。

  名越康文  「心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」」(角川SCC新書)
 日曜日、書店の棚売りスペースに数冊立てて置いてありました。立ち読みをし、思わずその内容に引きつけられて購入。直後の1時間ほどで読んでしまいました。対話型式の読みやすい本です。心の取扱いについて身近に感じられました。この頃の私の気分をうまく説明してくれる本でした。

   鈴木博   「自分が源泉」(創元社)
 ついに、読みました。というのは、発売直後に立ち読みして内容の濃さに気をひかれ、いつかは読みたいと思っていました。今月、ある人の講演にて著者の名前が出てきて、読書欲を刺激されたのです。書かれていることのうち、いくつかのささやかな実践をし始めました。

  吉田典生   「なぜ「できる人」は「できる人」を育てられないのか」(日本実業出版社)
 この本も以前から書店でよく見かけていましたが、表題が気にいらなかったので遠慮していまし。古書店で手にとって読んでいると、引き込まれ購入してしまいました。他人のありのままを受け入れること、それが「できる人」は往々にしてできていないことに気がつかない、といったことが具体的に書かれています。人を受け入れることの感覚をきちんとつかむことの大切さ、改めて確認できました。

 最近の読書傾向です。心理学の理論と実践、そのようなテーマでまとまりそうです。人と向かい合う時に、私自身がどのような人であり得るのか、それが試されることが多いのです。社外の人との交渉の場でも、そして子供たち、保護者の方との向かい合いでも試されます。(そう思うのです。)

 このような試み(読書をして学んだことを取り入れて生きていく)を繰り返して、習慣にしていきたいと思います。ああでもない、こうでもないと試行錯誤しつつ、つかみ取るのです。

2 thoughts on “本との出会い”

  1. キヨシです。
    鈴木先生の「自分が源泉」は読んだことがあり、
    研修にも参加したことがあります。
    私は、今普段読まないジャンルと厚さの本に
    チャレンジしています。
    読んでみると、いろんな発見がありますね。

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