生きてるなぁ

試験監督。 選択授業の、特別教室での試験監督。
会場では、静かに時が流れていく。
私はスペースの空いた教室後部に立っていた。
生徒たちのシャープペンシルが立てる音、消しゴムが弾む音、紙の音、そんな音が教室を満たしていた。
新鮮な空気を入れようと思い立ち、窓を開けた。
すでにテストを終えた生徒たちが足取り軽やかに歩いている。
バイバイと手を振りあっている。
新緑の木々が目に眩しい。
通学バスがうなりを上げて出発する。
向かいには体育館。
耳をよく澄ますと、申し訳なさそうにバスケットボールの弾む音。
その瞬間、風がふわっとカーテンを舞い上げた。
 
今日はいつもと趣向を変えて。
なんだか「生きてるなぁ」と感じたもので。
Honesty is my policy! いっすぅぃ~でした。

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